【基本】ピーチ航空券セールの種類

ピーチの航空券セールには、「999円セール」のような超目玉企画のほか、先取りセール・タイムセール・路線限定セール・会員限定セールなど、いくつかのパターンがあります。
パッと見はどれも「安くなるセール」で同じように見えますが、よく見ると対象路線や販売方法、追加費用のかかり方、告知の仕方などに、それぞれ微妙なクセがあります。
自分がよく使う出発地や、行きたい方面、旅行スタイル(とにかく安さ重視・日程優先・荷物多め…など)によって、向いているセールも変わってきます。「とりあえず全部チェック」ではなく、性格の違いを知ったうえで使い分けていくイメージです。
ざっくり分けると、次のようなイメージになります。
- 通称「999円セール」:一気に話題になる大型セール。インパクト重視。
- 先取りセール:数か月先を安く押さえる、早期予約タイプ。
- タイムセール:24〜72時間など、短期決戦の時間限定セール。
- 路線限定・目玉セール:特定路線だけを大きく値下げするピンポイント企画。
- 会員限定先行セール・割引:会員だけが「先に・少し安く」買えるタイプ。
まずは、それぞれのセールの性格と、気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
通称「999円セール」
通称「999円セール」は、片道999円というかなりインパクトのある運賃で販売される、ピーチを代表する大規模セールです。数字だけ聞くと「そんな値段で飛んで大丈夫?」と思うレベルの価格帯ですね。
対象になるのは主に国内線ですが、回によっては一部国際線も含まれます。東京・大阪・福岡・札幌・沖縄といった主要都市間に加えて、台北やソウルなど人気の海外路線が、ラインナップに混ざってくることもあります。
販売は年に数回、不定期かつ先着順で行われます。席数は数万席規模になることもありますが、それでも1日で売り切れてしまうことがあり、「見てから考えるか」くらいのテンションだと、気づいた頃には終わっているパターンが多いです。スタート直後にアクセスして、ある程度決め打ちで予約まで進める姿勢が必要になります。
運賃そのものは非常に安い一方で、預け手荷物や座席指定、支払い方法による手数料などを足していくと、実際の支払額は片道あたり数千円になることが多めです。「999円だけ見て安心」ではなく、最終画面の合計金額を見てから決める感覚が大事です。
販売開始直後はサイトが混雑しやすく、ページがなかなか開かないことも珍しくありません。そのため、あらかじめ次のような準備をしておくと、取りこぼしを減らせます。
- PCとスマホの両方からアクセスできるようにしておく
- 事前に会員ログインを済ませておき、情報入力を減らしておく
どちらか一方が重くなっても、もう一方で予約を取り切れる可能性が上がります。
先取りセール
先取りセールは、数か月先の搭乗分や、特定シーズン全体を対象にした早期予約向けのセールです。「先に押さえる代わりに安くなる」という、わかりやすい仕組みの企画だと思っておくとイメージしやすいです。
春休みや夏休み、年末年始など、どうしても人が集中しやすい時期の便も含まれることがあり、通常料金よりかなり抑えた価格で早めに枠を確保できるのが大きなメリットです。予定が動かない人にとっては、かなり使いやすいタイプのセールです。
HAPPY NEW YEARセールのような大型セールが、先取りタイプとしてまとめて売り出されることもあり、その場合は片道2,000円前後からといった、普段より一段階下の価格帯になることがあります。「絶対この時期に帰省する」と決めている人からすると、ここで押さえられるかどうかで、あとからの出費がだいぶ変わります。
ただし、こうした先取り運賃は「変更不可」「キャンセル不可」といった条件が厳しめなことが多く、予定が変わりやすい人には正直あまり向きません。「安さと引き換えに、自由度はあきらめる」くらいの割り切りが必要です。
新路線の就航記念や、新規就航地に合わせたキャンペーンでも先取り価格が出やすく、就航開始から数か月先までの便を特別価格で試せることもあります。新しいルートに興味がある人は、このタイミングを狙ってみる価値があります。
とくに、大型連休を含む搭乗期間が先取りセールの対象になっている年は、通常運賃で購入した場合と比べると、往復トータルで数万円単位で差が出ることもあります。長期休暇の帰省や家族旅行では、「とりあえず先取りセールを一度チェック」が習慣になっていると安心です。
タイムセール
タイムセールは、24時間・48時間・72時間など、販売期間があらかじめ決められている時間限定セールです。告知から完売までのスピードがとても速く、「迷っている時間がそのままチャンスロスになる」タイプの企画です。
とくに週末限定セールの場合は、次のようなパターンが多くなります。
- 金曜の夜から48時間だけ販売
- 土曜の朝10時開始で、日曜いっぱいまで
開始時刻と終了時刻がはっきり決められていることが多く、その時間帯に合わせて、ある程度スタンバイしておく必要があります。
対象となる路線や割引率はセールごとに毎回変わり、同じ路線が毎回登場するとは限りません。ずっと狙っていた区間がようやく出てきたタイミングで、「どうしようかな」と悩んでいるうちに売り切れ、というのは、タイムセールあるあるです。
タイムセールの情報は、メールマガジンや公式SNS、アプリの通知などで、事前または直前に告知されることが多く、「どれだけ早く気づけるか」が勝負になります。
日頃から次のような状態にしておくと、スタートダッシュを決めやすくなります。
- メルマガ登録をしておき、セール情報を逃さない
- 公式XやInstagramをフォローして、速報をチェックできるようにする
- 会員登録や支払情報の登録を先に済ませておき、入力作業を減らす
販売が始まってから、会員登録やカード番号の入力をしていると、その間に安い便からどんどん消えていきます。タイムセールは、準備の段階で勝負の半分が決まっているようなところがあります。
路線限定・目玉セール
路線限定・目玉セールは、特定の路線だけを狙い撃ちして、片道1,000円台からといった印象的な価格を設定するキャンペーンです。新規就航や路線拡販、プロモーションの一環として実施されることが多く、「この区間だけ今日はやたら安いな」という状態をつくる企画です。
観光キャンペーンと連動して、特定の地方路線やリゾート路線が一気に値引きされることもあり、「今まで候補にしていなかった場所」にも、ちょっと足を伸ばしてみようかな、と思うきっかけになります。
一方で、路線限定セールは対象便数が少ないことも多く、自分の希望する日付や時間帯ときれいに重なるとは限りません。そのため、カレンダー上で前後の日程も含めて検索し、次のような組み立て方を意識すると取りやすくなります。
- 1日ずらせばセール便が見つかるかチェックする
- 早朝便や深夜便も「あり」にしてみる
国際線の路線限定セールでは、日本発だけが対象になるケースもあれば、逆に現地発のみ割引になるケースもあります。条件が細かく決められていることも多いので、「どちらが割引対象なのか」は必ず確認したほうがいいポイントです。
往復をまとめてではなく、出発便と帰国便を片道ずつ別々に購入したほうが、総額で安くなることも珍しくありません。条件が自分の旅程とぴったりかみ合えば、他社のLCCや大手航空会社と比べても、最安クラスの価格になることが多く、コスパ重視派にはかなり狙い目のセールです。
会員限定先行セールや割引
会員限定先行セールは、一般販売が始まる前に会員向けに先行販売されるセールです。とくに人気路線や、休みが取りやすい日程ほど、「先に買える」メリットが効いてきます。
先行期間中に予約してしまえば、同じセール条件でも、良い時間帯の便や休日を含む日程を選びやすくなります。一般販売が始まってすぐ埋まりそうな枠を、一足早く確保できるイメージです。
さらに、会員限定の割引クーポンが配布されることもあり、セール運賃からさらに数百円〜数千円分の割引が上乗せされるケースもあります。何度かピーチを利用する予定がある人ほど、会員になっておいたほうが得になりやすい仕組みです。
これらの会員向け情報は、メールやアプリのプッシュ通知で届くことが多いため、重要なお知らせが迷惑メールフォルダに埋もれないように、事前に受信設定を整えておくことが大切です。
多くのセールでは、代表者が会員であれば、家族や友人分の予約にも会員価格が適用できることがあります。グループ旅行や帰省で複数人分の航空券をまとめて取るときは、1人あたりの単価だけでなく、総額も大きく圧縮しやすくなります。
ピーチ航空券セールの開催タイミングを読む

ピーチの航空券セールは、1年じゅういろいろな名前や企画でポンポン出てきますが、「毎年この日」と決め打ちできるようなカレンダーは、公式には公開されていません。基本スタンスとしては、不定期開催だと思っておいたほうが近いです。
とはいえ、本当に完全ランダムというほどでもなくて、過去の動きを眺めてみると、季節のイベントや大型連休、新規就航・周年記念といったタイミングと、なんとなく連動していることが多いです。「このあたりの時期はそろそろ何か来そうだな」と、ざっくり目星をつけておくだけでも、セール情報を拾える確率がかなり変わってきます。
ざっくり整理すると、セールが出やすいのは次のようなタイミングです。
| タイミング | ねらい目の内容 |
|---|---|
| 春・秋の季節イベント前後 | 花見・紅葉・現地イベントの開催地へ向かう路線が安くなりやすい |
| 大型連休や行楽シーズンの前後 | ピークど真ん中を外した日程がセール対象になりやすい |
| 新規就航・周年記念 | 特定路線が就航記念価格・周年価格で一気に下がる |
| 年度末・年末年始 | 翌シーズン分をまとめて売り出す大型セールが組まれやすい |
ここからは、それぞれのタイミングをもう少し具体的に見ていきます。
春や秋など季節イベントと連動する傾向
春休みやゴールデンウィーク前後、秋の連休シーズンなど、そもそも旅行に出かけたい人が増えるタイミングの前後には、ピーチのセールも出やすくなります。需要が動くところに、ちゃんとセールも寄ってくるイメージです。
たとえば、次のような「季節セット」のような出し方がされることがあります。
- 花見シーズンに向けて、福岡・大阪・東京などと桜の名所を結ぶ路線が目立つ値段になる
- 紅葉の時期には、京都や東北方面など紅葉スポットに行きやすい路線がピックアップされる
また、真夏・真冬ほどは混まない「ショルダーシーズン」と呼ばれる4〜6月・10〜11月ごろは、全体的にセール設定が多めで、価格も大きく暴れにくい時期です。「今日は爆安、明日は超高い」といった極端な差が出にくいので、狙っている側からすると動きやすいタイミングでもあります。
就航地で開かれる音楽フェスやスポーツ大会、花火大会などに合わせて、プロモーション的なセールが出ることもあります。「イベント名+ピーチ」でSNS検索してみると、公式の告知や、実際にそのセールを使った人の感想が引っかかることもあります。
こうした季節連動型のセールでは、搭乗期間が比較的長めに設定されるケースが多く、土日だけでなく平日や前後1週間程度まで候補に入れられることがよくあります。予定を少し前後にスライドさせながら、自分にとってちょうど良い日を探しやすいのがメリットです。
大型連休や行楽シーズン前後
ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始といった大型連休や行楽シーズンは、もともと航空券の需要が一気に高まるタイミングです。そのため、連休の少し前後を囲むようにして、セールがまとまって出やすくなります。
セールの搭乗期間の中に連休が含まれている場合、販売スタート直後から、カレンダー上の「みんなが狙う日」が一気に埋まっていきます。「この日じゃないとどうしても無理」という日があるなら、販売開始時間ぴったりに予約する前提で、待機しておくほうが現実的です。
一方で、行楽シーズンの終わりごろの平日や、曜日の並びが中途半端な出発日・帰着日は、比較的安く設定されやすい傾向があります。
- 連休のど真ん中はあえて避けて、その前後を狙って運賃を抑える
- 出発を1日早める/帰りを1日遅らせる代わりに、トータル金額を下げる
といった考え方がハマる場面も多いです。
行楽ピークど真ん中の日程が、大幅割引セールの対象になることはそこまで多くありませんが、早期予約向けの先取りセールをうまく使えば、「通常料金よりはだいぶマシ」というラインまでは下げられることもあります。
出発・帰着を1〜2日動かすだけで、セール枠の残り具合やホテル代の差がガラッと変わることもあります。連休の前後に有給を絡めて動ける人ほど、トータルコストは抑えやすいです。
就航記念や周年記念セールが熱い
ピーチが新しい路線を飛ばし始めるときには、「就航記念セール」として、その路線だけを特別価格にするキャンペーンがよく行われます。新路線が好きな人にとっては、「お、来たな」というタイミングです。
就航記念セールでは、就航直後の便だけでなく、数か月先までの便がまとめて割引対象になることも多く、「一回どんな路線か試してみたい」という人にはちょうどいいチャンスになります。
さらに、航空会社としての設立からの年数や、特定路線の就航からの年数など、節目のタイミングで「周年記念セール」が組まれることもあります。この場合、ふだんより割引率が高めだったり、記念グッズやちょっとした特別企画が用意されていたりすることもあります。
これらの記念系セールは、告知から販売開始までの期間があまり長くないことも多く、「情報を見た瞬間から準備スタート」くらいのスピード感で動いたほうが安心です。
新路線は、同じ区間を飛ばしている競合他社がまだ少ないことも多いため、他社で同じ区間の航空券を取る場合と比べて、かなり大きな価格差がつくケースもあります。
ただ、就航記念セールでは「行きだけ」「帰りだけ」といった片道のみが大きく安い設定になっていることもあり、次のような組み合わせを視野に入れておくと、全体のバランスを取りやすくなります。
- 行きはピーチの就航記念セールを利用する
- 帰りは他社便や別のLCCで手配する
片道ごとに航空会社を変える、という発想を1つ持っておくだけでも、旅程の組み方にかなり余裕が出てきます。
年度末や年末年始セールのパターン
毎年1月初旬には、「HAPPY NEW YEARセール」のような年始の大型セールが実施される年が多く、新年の初売り感覚で、国内線・国際線ともに多くの路線に特別価格が設定されます。
年度末や年末は、航空会社の決算や需要の波をならしたい事情なども重なり、翌シーズン分の航空券をまとめて売り出すキャンペーンが出やすいタイミングでもあります。
この時期に発表されるセールでは、春休み〜初夏くらいまでの先取り搭乗期間が対象になることもあり、「新年度の帰省や旅行を早めに決めておきたい」という人にはちょうどいいです。
年末年始ど真ん中のピーク便は、どうしても需要が高すぎるため、格安セールの対象から外れていたり、割引率が控えめだったりするパターンが多めです。ただ、前後の平日や、少しずらした日程であれば、セールに組み込まれる可能性がぐっと上がります。
とくに年度末の平日フライトは、ビジネス需要との兼ね合いで便ごとの空き具合が変動しやすく、運賃差も出やすいタイミングです。公式サイトのセール告知や運賃カレンダーをこまめに見ておくと、「ここ穴場だな」という日が見つかることがあります。
さらに、年末には翌年分のセールをまとめて発表するケースもあるので、12月は公式サイトやメール、SNSをふだんより少しだけ意識して追っておくと、早い段階でお得な運賃を押さえやすくなります。
最新セール情報を逃さないためのチェック方法

ピーチのセールを本気で取りにいくなら、「どこで・どうやって情報を受け取るか」を、ある程度自分の中でルール化しておいたほうがいいです。思いついたときだけ公式サイトをのぞくスタイルだと、「見たときにはもう終わっていた」というパターンがどうしても増えます。
公式サイトのチェックに加えて、メルマガ・SNS・アプリ通知など、複数のチャネルを組み合わせておけば、セールの種類やタイミングに関係なく、情報を拾いやすくなります。
公式サイトのセール情報ページをこまめに確認する
ピーチの公式サイトには、セールやキャンペーン情報だけをまとめた専用ページがあります。新しいセールが始まるたびにここに情報が追加されていくので、「まずここを見る」が習慣になっていると安心です。
とくに、次のようなタイミングは、チェック頻度を少し上げておくと、小さめの路線限定セールも拾いやすくなります。
- 毎月1日前後
- ゴールデンウィークなど大型連休の少し前
公式サイトからそのまま予約画面に進めば、運賃の条件や変更・キャンセルルール、手荷物のルールなどを確認しながら手続きできます。他の予約サイト経由よりも、「後からルールを見落としていた」といった食い違いが起きにくいのもメリットです。
また、出発日が近づいてきたタイミングで値下げされたり、当日限定の特別運賃が検索結果に反映されることもあります。希望日の前後も含めてこまめに検索し、カレンダー表示で日別の最安値を見比べていると、「この日だけ急に安い」という日が見つかることがあります。
ブラウザのブックマークや、スマホのホーム画面にショートカットを置いておき、1クリックでセール情報ページや検索画面を開けるようにしておくと、「今ちょっと時間あるし見てみるか」という軽いチェックがしやすくなります。
メルマガ登録でセール開始の通知を受け取る
ピーチのメールマガジンに登録しておくと、新しいセールやキャンペーン、就航情報などがメールで飛んできます。こちらから見に行かなくても、向こうから勝手にやって来てくれるイメージです。
なかには、メルマガ会員だけに配布される限定クーポンや、会員だけが参加できる先行販売の案内が入っていることもあり、「登録しているかどうか」で差がつく場面もあります。
気をつけたいのは、せっかく届いたメールが迷惑メールフォルダに突っ込まれてしまわないようにすることです。差出人アドレスを事前に「許可リスト」に入れておいたり、フィルタ機能で専用フォルダに振り分ける設定にしておくと、見落としを減らせます。
普段から、自分がよく使う出発地と、「ここ行ってみたいな」と思っている目的地をなんとなく決めておけば、メールを開いた瞬間に「これは自分向けのセールだな」「今回はスルーでいいか」と判断しやすくなります。
複数のメールアドレスで重ねて登録すると、「どのアドレスに何が来ていたか」がわかりにくくなりがちなので、基本はメインでチェックしているアドレス1つに絞って登録しておくほうが、運用はラクです。
SNS公式アカウントをフォローして速報を確認する
ピーチの公式X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントでは、セール開始の速報やキャンペーン概要、新規就航情報などがリアルタイムで流れてきます。スピード勝負のタイムセールを追いかけるには、ここを押さえておくのが手っ取り早いです。
公式アカウントをフォローしたうえで、通知設定を「すべて通知」や「重要な投稿のみ通知」にしておけば、タイムラインをずっと眺めていなくても、スマホのプッシュ通知で気づきやすくなります。
SNS限定キャンペーンやフォロワー向け抽選企画、SNSだけで配られるクーポンといった施策が行われることもあり、公式サイトとは別枠の割引ルートとしても使えます。
さらに、他のユーザーが投稿しているセール体験談や、サイトの混雑具合、完売までのスピード感のコメントなども、意外と参考になります。
- 「この路線はいつもあっという間に売り切れるから、かなり急いだほうがいい」
- 「土日の便は早く埋まったけど、平日便は余裕があった」
といった生の声から、次のセールでどう動くかのヒントが拾えることが多いです。
アプリや会員ページのプッシュ通知を活用する
ピーチ公式アプリをスマホに入れておくと、セール情報や運賃の変動に関するお知らせがプッシュ通知で届くことがあります。メールよりもサッと気づける場面も多いです。
アプリからそのまま空席照会や予約画面に飛べるので、24時間・48時間などの短期セールでは、「通知を見る→すぐ検索→そのまま予約」という流れを短距離で済ませやすいのが利点です。
会員アカウントにログインした状態を維持しておけば、搭乗者情報や過去の支払情報が自動で入るため、アクセスが集中している時間帯でも、操作にかかる時間をかなり短くできます。
アプリやマイページの通知設定は、必要なものだけに絞っておくのが現実的です。
- セール情報だけ受け取る
- 運航情報だけ受け取る
といった形で選んでおけば、「通知が多すぎて全部スルーしてしまう」という状態を避けやすくなります。
また、遅延や欠航、搭乗口の変更といった運航情報もアプリからチェックできるので、セールで安く取った便の当日、空港に向かう前の最終確認ツールとしても使えます。
比較サイトや旅行情報サイトのセール記事を参考にする
航空券の比較サイトを使うと、複数の航空会社の運賃を横並びで見られるので、「ピーチのセール価格が本当に一番安いのか」「他社と比べてどのくらい差があるのか」を把握しやすくなります。
旅行情報サイトや個人のブログに掲載されるセール特集記事には、これまでの開催傾向や狙い目の時期、予約のコツなどがまとまっていることが多く、ピーチのセールをまだ使ったことがない人でも、全体像をつかみやすくなります。
比較サイトによっては、サイト独自のクーポンやポイント還元が付くこともあり、条件次第では公式サイトで直接買うより、総額が安くなるケースもあります。ただ、そのまま鵜呑みにすると損をするパターンもあるので注意です。
一部の比較・予約サイトでは、サービス料や決済手数料があとから上乗せされることがあり、「一覧に出ている運賃」だけを見て判断してしまうと、支払直前の画面で「あれ、思ったより高いぞ」となりがちです。
- 表示されている運賃だけで良し悪しを決めない
- 必ず支払直前の画面まで進み、最終的な総支払額で比べる
という2ステップをクセにしておくと、損をしにくくなります。
セール情報を扱っている記事は、過去のキャンペーン内容をもとに書かれていることも多く、古い記事の情報をそのまま信じると、今のルールや価格と微妙にズレることがあります。記事の更新日や掲載日を必ずチェックしつつ、必要に応じて公式サイトの最新情報と照らし合わせながら使うのが安全です。
セール開始前にやっておきたい準備

ピーチのセールは、販売が始まると、人気路線や人気日程から一気に席が消えていきます。「セールが出たのを見てから準備する」という動き方だと、正直なところ間に合わない場面も多いです。
セールの告知が出るより前の段階で、アカウント作成・支払方法の登録・日程候補の整理などを先に済ませておくと、販売開始のタイミングで迷わず操作できて、希望に近い便を押さえられる確率が一気に上がります。
ざっくり言うと、事前にやっておきたいのは次のような準備です。
- Peachアカウントの作成と、基本情報の登録
- よく使う支払い方法・クレジットカードの登録
- 代替候補日や別ルートの書き出し
Peachアカウントを作成しておく
まずはPeachアカウントを作成し、自分の名前・連絡先・支払情報などの基本データを登録しておきます。これを済ませておくだけで、セール時に毎回フル入力する手間が減り、体感で数分は短縮できます。
アカウントにログインした状態で予約すれば、これまでの予約履歴や搭乗情報をまとめて管理でき、変更や確認、領収書の発行といった事務作業もスムーズに進められます。
会員向けメールマガジンやお知らせとして、一般の利用者より少し早くセール情報が届くこともあり、「公式からの情報窓口」としても役に立ちます。
さらに、ログインした状態で運賃検索をすると、会員限定運賃や会員クーポンが表示されることがあります。ゲスト利用と同じ条件で検索していても、会員であるだけで安いプランが見えている、というパターンもあるので、アカウントを持っておいたほうが損はしにくいです。
家族や友人とよく旅行に行く人は、アカウント内に複数人分の搭乗者情報を登録しておくと、セール時に参加メンバー全員の情報をまとめて呼び出せます。入力ミスや入力漏れ、時間ロスを減らしやすくなります。
支払い方法やクレジットカードを事前に登録する
次に重要なのが、支払い方法の準備です。普段使っているクレジットカードを会員情報としてあらかじめ登録しておけば、決済画面でカード番号や有効期限を1から打ち込む必要はなくなります。
カードの有効期限や利用可能枠を事前に確認しておくことで、「決済直前でエラーが出て、確保していたセール運賃が消えてしまった」という最悪パターンも避けやすくなります。
コンビニ払いなど、予約後に別途支払いに行くタイプの方法は、一見便利ですが、セールとの相性はあまり良くありません。支払期限までに払い忘れると自動キャンセルになり、その間は席だけ押さえた状態で他の人も買えない、という微妙な状況が発生します。
セールのときは、その場で支払いまで完了できる方法を選んだほうが、安全で確実です。
海外発の便や、海外通貨建て決済を使う場合は、海外利用に対応したクレジットカードや、海外事務手数料が低めのカードを準備しておくと安心です。
また、支払手数料は決済手段によって異なることがあります。
- クレジットカード払い
- コンビニ払い
- 銀行振込
それぞれの手数料をざっくりでいいので把握しておき、トータルで数百円でも安くなる方法を選んでおくと、あとからじわじわ効いてきます。
代替候補日や別ルートも想定しておく
セール時は競争が激しいので、「第一希望の日・時間は埋まる前提」で考えておくほうが現実的です。
具体的には、前後1〜3日程度の候補日をあらかじめメモやカレンダーに書き出しておき、次のように優先順位まで決めておきます。
- 第一希望:ベストな日と時間
- 第二希望:1日ずらした日、または時間帯を変えたパターン
- 第三希望:早朝便や夜便も含めた妥協案
この「順番」を先に決めておくと、検索画面を見ながら悩む時間をかなり減らせます。
直行便が満席で取れない場合に備えて、別空港経由や別の航空会社との組み合わせで目的地に行くパターンも、ざっくりイメージしておくと安心です。
たとえば、次のような組み合わせを候補に入れておくだけでも、選択肢は増えます。
- 行きは関西空港発、帰りは神戸空港着にする
- 行きはピーチ、帰りは別のLCCや大手航空会社にする
また、時間帯を「朝・昼・夜」でざっくり分けて、「早朝便はどこまでOKか」「深夜着でも大丈夫か」を事前に話し合っておくと、検索結果を見た瞬間に「これはアリ」「これはナシ」の判断がしやすくなります。
どうしてもその日程・その路線にこだわりたい場合は、今回のセールで無理にねじ込もうとしすぎず、次回のセールや他社のキャンペーンも視野に入れた長期戦に切り替えるほうが、気持ち的にラクなことも多いです。
セール開始直後に航空券を押さえるコツ

ピーチの人気セールでは、販売開始から数分〜数時間のうちに、めぼしい路線や日程がどんどん売れていきます。
つまり、「開始時間にその場にいるかどうか」「どれだけ迷わず操作できるか」が、理想の運賃を取れるかどうかに直結します。ここでは、セール開始直後の短い時間で、効率よく航空券を押さえるための動き方をまとめます。
販売開始時刻の少し前から待機しておく
販売開始時刻があらかじめ発表されているセールの場合は、開始時間の10〜15分前にはサイトにログインしておくのがおすすめです。
出発地・到着地・人数などの検索条件を先に入力しておき、開始時刻になった瞬間に検索ボタンを押せる状態まで準備しておくと、動きがスムーズになります。
開始直後はアクセスが集中し、ページの読み込みが遅くなったり、エラー画面が出たりすることがあります。ただ、焦って何度も連打してリロードすると、かえってサーバー負荷を上げてしまい、自分も他の人もつながりにくくなる悪循環に入りがちです。
画面が固まったときは、数秒〜十数秒ほど様子を見ながら、落ち着いて操作するほうが結果的に進みやすいこともあります。
販売開始直後は、安い価格帯の席から順番に埋まっていきます。「ちょっと考えたいな」と悩んでいるあいだに、表示運賃が一段階高いクラスに切り替わってしまうことも珍しくありません。
人気路線・人気日程については、「販売開始から数時間も経てば、セール枠は残り少ない」という前提で動いておいたほうが安全です。「買うかどうか」は事前に決めておき、開始後は「どの日を選ぶか」だけに集中できるようにしておくと、迷いが減ります。
PCとスマホなど複数デバイスでアクセスする
セール開始直後の混雑に備える方法として、PCとスマホ、タブレットなど複数の端末を用意しておき、どれか一つでもスムーズにつながればOK、という体制にしておくやり方もあります。
片方の端末でエラーが出たり、ページ遷移が極端に遅くなったとしても、もう一方が普通に動いていれば、そのまま予約を続けられます。Wi-Fiとモバイル回線を両方使える状態にしておくと、回線側のトラブルにも対応しやすくなります。
ただし、複数端末で同時に「購入ボタン」まで押してしまうと、同じ便を二重購入してしまうリスクもゼロではありません。
- 実際に予約を確定するのはメイン端末1台に絞る
- もう1台は接続状況の確認や、検索結果のチェック用に回す
といった役割分担にしておくと、安全です。
事前に、それぞれの端末でログイン状態や保存されている搭乗者情報・支払情報をそろえておけば、片方からもう片方へ切り替えるときにも、スムーズに作業を引き継げます。混雑している時間帯でも、慌てずに予約を完了させやすくなります。
ピーチの航空券セールを上手に使っておトクに旅する総まとめ

ピーチの航空券セールを最大限に活用するには、「999円セール」や先取りセール、タイムセール、路線限定セール、会員限定セールなど、それぞれの特徴をきちんと把握したうえで、自分の旅の目的や予定に合うタイプを選んでいくことが大切です。
さらに、春や秋の季節イベントや大型連休前後、新路線の就航記念、年度末・年始といった開催タイミングの傾向を意識しつつ、次のような複数の情報源を組み合わせてチェックしておくと、「気づいたらもう終わっていた」をかなり減らせます。
- 公式サイトのセール情報ページ
- メールマガジン
- 公式XやInstagramなどのSNS
- ピーチ公式アプリの通知
- 比較サイトや旅行情報サイトの特集記事
そのうえで、セール開始前からアカウント作成や支払方法の登録、代替候補日の整理を進めておき、開始直前には複数デバイスで待機しながら、ある程度即決できる体制を整えておくと、人気路線でも安い運賃をつかみ取れるチャンスがぐっと増えます。
もちろん、セール運賃には変更やキャンセルの制約、支払手数料などの条件もセットでついてきます。仕組みを理解したうえで、「無理のない範囲で」「長期的に見て得になる形で」活用していけば、家計に大きな負担をかけすぎることなく、国内外への旅の回数や行き先のバリエーションを、少しずつ増やしていけるはずです。